今回は2022年ゴールデンウィークに蝶ヶ岳に行ってきた話です。
もくじ
計画編
北アルプスか南アルプスを中心にYAMAPで最近の雪の多さなどを確認して行けそうなところを探しました。一番参考になったのはyoutubeで直近の蝶ヶ岳三俣ルートの動画が上がっていて、これをみて行けそうだと思ったので蝶ヶ岳にしました。蝶ヶ岳ヒュッテは2022年4月25日から営業していました。ここのテント場は予約無しの先着順で30張ぐらいの広さなので小屋泊にしようか迷いましたが、とりあえず早く着けばなんとかなると考えテント泊で行くことにしました。
コース
全体の行程
ちば
【1日目】
三股・林道ゲート(05:00)・・・三股(05:15)・・・まめうち平(07:25)・・・蝶ヶ岳(10:05)
【2日目】
蝶ヶ岳(07:00)・・・横尾分岐(07:25)・・・槍見台(09:15)・・・横尾(09:55)・・・徳沢(11:05)・・・明神(12:05)・・・河童橋(12:55)・・・上高地バスターミナル(13:00)
地図
ちば
今回ご紹介するルートの大まかな地図です。
出典:ヤマケイオンライン
持っていった山道具
ザックに入れたもの(消耗品除く)
ちば
種類 | 製品名 |
ザック | OMMマウンテンムーバー55+15 |
テント | モンベル ステラリッジ1 |
寝袋 | イスカ ダウンプラス デナリ 900 |
マット | エバニューFPmat125 |
マット | サーマレスト Zライトソル |
インナーシュラフ | コクーン SMX-RSEライナー |
シュラフカバー | オクトス |
グランドシート | オールウェザーブランケット |
ストーブ | SOTO ウインドマスター |
クッカー | エバニュー チタンクッカー1 |
エバニュー 400FD | |
エバニュー マルチディッシュ | |
無印良品 竹箸23cm | |
LIGHT MY FIRE チタンスポーク | |
ライト | ブラックダイヤモンド スポット |
ランタン | ゴールゼロ |
冬用アウター | ファイントラック エバーブレスアクロ |
ファイントラック エバーブレスアクロパンツ | |
ダウン | モンベル アルパイン ダウンパーカ |
ザックカバー | モンベル ジャストフィット パックカバー 35L |
着替え | Tシャツ、靴下他 |
常備薬 | 色々 |
泊りセット | カイロ、歯ブラシ、汗拭きシート |
ダウンパンツ | モンベル スペリオルダウンパンツ |
ザックに入れた消耗品
ちば
種類 | 備考 |
ガス | SOTO パワーガス トリプルミックス |
水 | 1L |
水入れ | プラティパス(プラティパス) 2L |
酒 | 250ml |
食料 | 辛ラーメン、サッポロ一番 |
服装・ウエア類
種類 | 製品名 |
インナー | ファイントラック ドライメッシュ |
インナー | Patagoniaキャプリーン・ライトウェイト・クルー |
保温着 | パタゴニア メンズ・R1プルオーバー |
パンツ | アークテリクス |
シューズ | モンベル アルパインクルーザー2800 |
アイゼン | ブラックダイアモンド スティンガー |
チェーンスパイク | モンベル チェーンスパイク |
ゲイター | モンベル |
帽子 | モンベル |
バラクラバ | ファイントラック バラクラバ |
インナー手袋 | ミズノ ブレスサーモ |
ウール手袋 | ラックナー |
オーバーグローブ | モンベル |
ポール | FIZAN TREKKING COMPACT FRELIGHT |
サコッシュ | パーゴワークスSwitch L |
冬用持ち物について
足元は冬登山靴と12本アイゼンとチェーンを持っていくのが色々対応できて安定でした。ほとんどの人が10本以上のアイゼン、ピッケルを持ってきている感じでした。ワカンは不要でした。ピッケルは持っていくべきだったなと思いました。ストックはバスケット付きの方が良かったです。バラクラバ、ゴーグルは風が強い稜線上を通るコースの場合は必須かも。今回はサングラスで済ませました。
移動はあるぺん号
あるぺん号を予約しました。往路が三股、復路が上高地バスターミナルです。GWでも途中のSAは寒いのでダウンは必要でした。あとあるぺん号で三俣に行く時はほりでーゆからタクシーに乗り換えになりますが、その時も結構冷えたので注意。
一日目
三股駐車場
朝4時過ぎに三股駐車場に到着しました。ほぼ満車に近い感じで焦りました。
トイレを済ませ、身支度をととのえて出発します。
10分位林道歩きです。どんどん明るくなってきました。
三股登山口に到着です。ここにもトイレがあります。
このあたりは雪もなく歩きやすかったです。
力水という水場。ここで水を補給しました。
ゴジラのあたりも雪はなかったです。
徐々に雪が出てきました。
途中眺めがいいところがあります。稜線は風は強そうです。
まめうち平の手前から雪道になりました。あるきやすかったので、そのまま進みます。
まめうち平に着きました。ここで休憩して、アイゼンはつけずに出発しました。
この後すぐに完全な雪道でしかも急斜面で歩きにくくなり、結局12本アイゼンを履くことになりました。ストックもこの辺りから使いました。
分かりにくいですが、割と急な斜面でした。この後は山頂までほぼ直登でした。
トレースはしっかりありました。雪質はちょっとふかふかで歩きにくい感じでした。
朝8時の気温は1℃。樹林帯で風は無く、急坂が続くのでこの気温でもやや暑く感じました。
6時間ほど歩いて山頂に到着しました。ちょうど10時ぐらいです。久しぶりの雪山で疲れました。
蝶ヶ岳ヒュッテ
蝶ヶ岳ヒュッテです。中に入ってテントの受付をします。
午前10時ごろのテント場。数張り程度先客がいて、この時点では空いていました。最終的にはかなり混み合いましたが、午前中に着けば問題ない印象でした。この写真のテントの場所が風が当たりにくいところで、ここはすでに埋まっていました。
他の方が作った壁の裏にテントを張りました。ここも風が当たりにくくて安心でした。雪の壁は先人が残してくれたものがいくつかあったので、タイミングがあえばそのまま使うことができそうでした。
テントの種類
テントはドーム型の山岳テントが安定でした。ほとんどのテントが山用のテントでした。UL系テントは70張あった内、ローカスギアのクフが1~2張、ファイントラックのツエルト2ロングが1張あったぐらいでした。ここは強風がきやすいのでULテントだと倒壊、または飛ばされる恐れがありそうです。雪で壁をきっちり囲えばULでもいけるかもですがリスクが高そうで試す気になれませんでした。
テントも張り終えたので、景色を眺めつつビールをいただきます。前穂高岳~奥穂高岳~北穂高岳が見えます。夕方までは風もほぼなく、晴れていて良い眺めでした。小屋からの情報では前日は暴風で天気もかなり悪かったそうで、運がよかったです。
槍ヶ岳もよく見えました。
ビールがよく冷えてうまいです。
テントに戻ってごろごろします。ずっと晴れていたのでテント内は結構暑く、インナーシャツ一枚で過ごせました。
昼寝をした後、14時ごろのテント場の状態です。ざっくり70張ぐらいのテントがありました。まだ張れそうな感じでした。山と高原地図では30張と記載されています。
山頂まで散歩します。テント場から2-3分で着きます。
一旦小屋に行って買い物します。
てぬぐいチェック。槍穂モデルは売り切れのようでした。お酒を買い足して、ついでに夕飯を予約しました。
夕飯がこちら。テント泊でもたのめます。時間は17時ごろ受付で渡されます。ご飯お味噌汁はおかわり自由で、食堂か、または外で食べてもいいみたいです。味噌汁が赤だしでおいしかったです。
晩ごはんを食べた後、夕日を眺めました。夕方からは強めの風が吹いてかなり寒かったです。ちょっと写真をとってすぐにテントに戻りました。水とバッテリーとガスを寝袋にいれて寝ました。一度夜起きたら星空が凄かったです。
二日目
5時ごろ起きました。とりあえず辛ラーメンをいただきます。夜は思っていたよりよく眠れました。強風具合は不安でしたが、テントの揺れも少なくて良かったです。また風が強いせいか、結露が少なめでした。
朝6時のテント内の気温は7℃くらい。煮炊きした後でこの温度ですが、起床時点ではもっと寒かったです。天気予報ではこの日の山頂付近の最低気温が-8℃でした。
ゆっくり準備して7時頃に出発しました。今日は横尾山荘を経由して上高地へ行きます。
7時頃のテント場の様子。半数以上がすでに出発していました。
まずは常念方向へ稜線歩きです。風が強かったです。顔が冷たくてバラクラバをつけました。
横尾山荘へ降りる分岐です。
ここは雪が少なかったですが、樹林帯に入るとすぐに雪になりました。
横尾へ降りるルートも途中のベンチまではしっかり雪が残っていました。それと地味に急斜面。
途中のベンチからはアイゼンを脱いで、一応チェーンスパイクをつけました。
この後は多少雪があったりもしましたが、チェーンスパイクで行けました。無くても行けたと思います。
横尾山荘に到着です。
お腹が空いたのでビールとラーメンを頼みました。
前穂高岳を眺めつつビールを飲みます。良く晴れて暑いのでビールがうまい。
横尾から徳沢園は通行止めで、作業道歩きでした。
迂回路を歩きます。
徳沢園でソフトクリームを食べました。そしてここでも缶ビールを1本。食べ合わせがあんまり良くない感じでしたが、どちらもうまかった。
小梨キャンプ場に到着です。ここでお風呂に入りました。
銭湯タオルが便利だった
手ぬぐいの代わりに持って行った銭湯タオルMokuが便利でした。吸水速乾で、登っている時の汗拭き、帰りのお風呂、移動のバスやテントでのアイマスクと使いやすかったです。カラーは多数展開していますが、アイマスクとして使うなら暗めの色のものがおすすめ。折って二重にするとかなり遮光します。また通気性良く蒸れにくいです。
ちば
お風呂上がりはバスターミナル上の食堂でカツカレーを食べました。
帰りのバス
帰りのまいたびあるぺん号の上高地の集合場所ははっきりした場所指定が無く分かりにくいです。集合時間になると案内の紙を持っている人がバスターミナル付近に現れて、そこが受付になるのですがA4サイズぐらいの紙で気づきにくいです。ロータリー奥のバス駐車場であるぺん号を見つけたほうが確実かもです。帰りのバスはGW渋滞に巻き込まれがち。今回は16時に乗って23時に新宿到着。7時間かかりました。大体寝ていましたがかなりぐったりしました。帰りのバスは座席がゆったりしている3列シートが良いかもです。
あとがき
今回はゴールデンウィークに蝶ヶ岳に行ってきた話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ザックで行くソロキャンプにおすすめの山道具まとめ
ちば
ちば
ちば
ちば
ソロキャンプの時に使っているクッカーまとめ
ちば
好日山荘の公式通販 GsMALL(ジーズモール)もおすすめですよ
ちば
- 商品詳細ページにある好日山荘バイヤー目利き機能が便利
- お得なセール・キャンペーンが頻繁に開催
- 割と珍しい製品も売っている
- 支払金額の税抜価格2%をポイント付与
- 会員限定のセールもあります
- 送料が1注文につき480円(税込)とけっこう安い
出典:GzMALL
ちば
出典:GzMALL
ちば